2025年8月9日(土)第9回全国こども絵画コンクールinかさまの表彰式を開催しました!
来賓として笠間市長の山口伸樹様、スポンサーの皆様、そして特別審査員の木津文哉先生をお迎えし、47名の受賞者を讃えました。
今年から文化庁の後援に加え、文部科学大臣賞の授与も行われこれまで以上にハイレベルなコンクールとなりました。
今年全国から集まった作品は2105点!北は北海道、南は熊本県まで遠方からのご応募も増え、感謝の思いでいっぱいです。
その中から221点が入選、44点が受賞に選ばれ会場を彩っています。
今回は表彰式の様子をご紹介します!
最後に特別審査員を今年もつとめてくださった木津文哉先生から審査講評のお言葉を頂戴いたしました。
「0.2秒の勝負」木津文哉/東京藝術大学名誉教授
熱意溢れ、意欲旺盛な作品を目の前にして、今回の審査も選考に嬉しい苦悩があった。
よく聞かれる質問に「どの様に作品を審査するのか?」がある。残酷な質問であるが、「勘です」と答える。もっとラジカルな答えを期待される向きもあろうが、それしか答えようがない。本能的なものよりも直観力、と言ったほうが良いだろう。40年以上の時間を作品制作に費やしてきた経験による直観である。かかる時間は初見の0.2秒ほど。そうして選考させていただいた作品を前に作者と会話する事は大きな驚きに満ちている。それぞれの作者が制作に大きな熱意を持ち続けている。自分の得意分野を認識している。描こうとするモティーフを実際に観て観察する労力をいとわない。年齢は関係ない。「富士山」や「りんご」は見なくても記号として描けてしまうが、それぞれの作品はそうはいかない。描画の本質は観察なのだから。「物をよく見て描く」これに尽きるのだ。「これ、面白い!」と皆さんが感じる時間も多分0.2秒くらいではないかな?
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表彰式が終わると、生徒の皆さんは木津先生のもとへ駆け寄り、様々なアドバイスをいただいていました。先生に直接絵の指導を受けられるとは皆さんラッキーでしたね!
審査会でも熱心な姿勢で審査に取り組んでくださった先生。
会場でも一人一人にじっくり言葉をかけてくださっていました。
第9回全国こども絵画コンクールinかさまの展示は9月28日(日)まで。
是非会場で生徒さんたちの力作をお楽しみください☆
お待ちしております!(SR)