10月4日(土)鼎談会「フジタと日動画廊」が開催されました。
左から、副館長:長谷川智恵子、美術評論家:瀧悌三先生、館長:長谷川徳七
鼎談では、フジタとエコール・ド・パリの画家たちの交友や日動画廊とのエピソードなど、興味深い話がかわされました。
当館の創設者、長谷川仁が画商になって5年目の頃、フランスから帰国していたフジタが日動画廊を訪れました。おかっぱ頭のフジタに、長谷川仁はすぐに気づき、話しかけたといいます。長谷川仁は、フジタからフランスの美術界のことや、展示方法などの話を聞き、さらには「うちで個展をやって欲しい」と頼み、当時エコール・ド・パリで名を上げていたフジタの個展を開くことになりました。
会場には、フジタファンから、高校の美術部の生徒さんまで、約50名の方にお集まりいただき、みなさん興味深そうにお話を聞いていらっしゃいました。
今後も、フジタとモンパルナスの仲間たち展では、関連イベントが開催されます!
講演会:「フジタのアトリエ物語」 11月8日(土) 14:00-15:00
京都造形芸術大学准教授の林洋子先生にお話いただきます。
おたのしみに!(SR)