◎実技ではリンゴをモチーフに制作しました!
1月11日 シュールレアリスムシリーズ
最後に取上げる画家となります、
ルネ・マグリットの講座が行われました。
ベルギー出身の画家で、
シンプルな画面の中に
写実のリアルと不思議なモチーフ構成が
わたしたちをひきつける不思議な世界をつくっています。
実技の時間、 講師よりアドバイスがありました。
「ふだんのリンゴのイメージにとらわれないように」
「意味や関係性からの解放をめざしてみよう。」
「ヒントは主体と客観、前と後、うちとそと、生命体と無機物など相反するものを考え方の方法にすること」
・・・一見むずかしそうに聞こえますが、
実際はとっても自由な発想を促しています。
「りんごの上に人が乗ってもいい。この部屋いっぱいの大きいりんごを
想像してもいいんだ」
皆様 各自りんごの使い方に個性が表れていました。
ご夫婦の作品をのぞかせて頂きました
りんごの色を生かした作品「survivor」
静かな室内に白昼の事件が描かれています。
ちいさな青りんごが生き残りということです。
隣の旦那様の作品 「アイデンティティーを表現」した作品
ケータイでしょうか?世界的に普及しているメーカーを思わせます。
マグリットの作品にも帽子をかぶった男性のモチーフがありますね。
かわって大きいりんご!
楽しそうに自転車でのお出かけを描いています。
「孫が止まれなくて大きいりんごにぶつかりそう!
そこをおじいちゃんが止めているところ」
日常に則した発想からシュールな世界をつくりました。
りんごの顔が モノトーンとうまくマッチして
いぶし銀な世界を作っています。
背景の山と田畑が私たちのすむ場所を感じさせます。
富士山とりんごのコラボレーション
(企画展では2/11まで富士山の写真を飾っていますよ)
3月は8日に マグリットの再講座が開催されます。
まだまだお申込み受付しております!
下記に詳細を掲載します。
1.開講日
第3回講座 ルネ・マグリット 再講座 3 月8日
2日程
午前10時-11時「画家の人生を学んで体験」
一人の画家について、その生涯と作風を学びながら、作品への知的理解を深める。
午後1時-4時「画家の作風を制作で体験」
画家の生き方から作品を生み出した力を見出し、制作を通して作風への体験的理解を深める。
3受講資格と申込受け付け
高校生から一般までとします。
理解しやすく親しみやすい内容を心がけます。
一講座の定員は30名とします。
規定の申し込み用紙を、
、ファイルをダウンロード
ご持参、またはFAX(番号:0296-72-5655)かご郵送ください。
メールでのお申し込みの際は、お名前、ご住所、お電話番号を明記の上、
m-yamaguchi@nichido-museum.or.jpへお送り下さい。
定員になり次第申し込みを締め切らせていただきます。
4会場
笠間日動美術館パレット館5階
5費用
受講料は無料です。
材料費は受講生の負担とし、作品は持ち帰れます。
ただし入館料が必要です。受講生には断然お得な「友の会」への入会をお勧めいたします。
6講師
「画家の人生を学んで体験」
当館主任学芸員 櫻井 理紗子
「画家の作風を制作で体験」
当館事務局長 大塚好雄
(元茨城県近代美術館首席学芸員、水彩連盟会員)
※材料について※
★ご参加の方にご用意いただくもの
・鉛筆 4B位のやわらかいもの
・筆 油絵用の少し硬めの細筆
丸筆・平筆(1-2本)
・アクリル絵の具 赤・青・黄・緑・橙・紫・白
(100円ショップなどの安いものでよい)
・キャンヴァス サイズ F4
☆マグリット参加の方☆ 必要なもの リンゴ1つ
★美術館で当日ご用意するもの
・水
・牛乳パックのパレット
また、資料コピー、紙代含め、当日100円を集金させていただきます。
ご不明な点がございましたら、
担当:山口
TEL:0296‐72‐2160 FAX:0296‐72‐5655
メールアドレス:m-yamaguchi@nichido-museum.or.jp
までご連絡ください。