東海道五十三次と富士山写真展 好評開催中!
笠間稲荷神社の参拝客で、市内が賑わう正月二日、当館では
「東海道五十三次と富士山写真展」が開幕しました。
末広がりの富士山は、「縁起が良い」と初詣のお客様にも好評です。
今回、紹介する「東海道五十三次」は、丸清版(隷書東海道)と呼ばれる歌川広重52歳頃の作品で、全55点のうち11点に富士が描かれています。
一般に知られる保永堂版「東海道五十三次」の約17年後に制作された丸清版は、濃く深い色彩を主調とした重厚な趣きが特徴です。
また仔細に描きこまれた人々の姿からは、往時の暮らしぶりがうかがえます。
この機会にじっくりとご鑑賞ください。
さて、写真作品は、撮影された県別に展示をしました。
当然ながら、ユネスコの文化遺産に登録された山梨県、静岡県が大半を占めますが、茨城県内からも2点、行方市と土浦市(霞ヶ浦)で撮影された作品を紹介しています。
撮影地により富士の山容は異なり、加えて光、風、自然、そして風俗が四季折々の富士を演出しています。
どうぞ、笠間稲荷神社詣でとあわせて、是非ご来館ください。
(KA)